こんな悩みにお答えします!
ポイント
今回は、ChatGPTのセキュリティ対策、生成した文章の著作権法律について解説します!
初心者がChatGPTを使い、
知らないうちに個人情報が洩れてたり、知らないうちに法律違反を犯してたりするから、ホントに注意が必要なんです!
せっかく便利なツールなので、安心して使用できるように、
セキュリティ対策をしましょう!
ChatGPTのセキュリティは安全なのか?
ChatGPTのセキュリティは安全なのか?
- ChatGPTの個人情報管理についての注意点
- ChatGPTのセキュリティ対策は?
- ChatGPTを安全に利用する方法
ChatGPTの個人情報管理についての注意点
ChatGPTで入力する文章には細心の注意を払ってください!
個人情報や機密情報を入力するのはもってのほかです。
なぜダメなのか?その理由をこれから説明します。
まずは「OpenAI社の利用規約」について
- 当社は、本サービスのコンテンツを使用して、当社のサービスの開発および改善に役立てることがあります。
こう明記されており、ChatGPTに入力した文章、または入力した文章から生成された文章のデータを利用することがあるといった内容です。
さらには、「プライバシーポリシー」にも、同様の内容が記載されています。
簡単に解説すると、ChatGPTで個人情報や機密情報を含む内容を入力すると、その情報がデータとして保存され、サービス改善に利用されるかもしれない。
ということです。
少し怖がらせるような言い方をしましたが、個人情報などの漏洩して困る情報は入力しなければいいだけなので、意識していれば問題ないでしょう!
入力しない方がいい個人情報としては
- 氏名や住所
- 連絡先
- クレジットカードの情報
- パスワード
ビジネス利用する際に入力しない方がいい機密情報
- 財務情報
- 顧客情報
- 公開禁止の情報
特に僕もフリーランスとして、AIを活用していますが、
クライアントの情報の扱いには細心の注意を払ってサービスを利用しています。
改善策を教えてください。
このような質問をChatGPTにした場合
入力した文章はChatGPTの学習機能によってデータとして保存され、生成される文章に利用される可能性があるんです。
そのため
と誰かがChatGPTに質問した際に、自社の機密情報が回答される危険性があるということです。
ChatGPTのセキュリティ対策は?
これまでで個人情報の取り扱についての注意点を解説しましたが、
OpenAIは情報を守るためのセキュリティ対策も高い水準で講じてます。
ではOpenAIのセキュリティ対策について解説していきます。
- データセキュリティの確保
ChatGPTは暗号化された通信プロトコルを使用して、ユーザーとのやりとりを行います。
少し難しいかもですが、簡単に言えば
「第三者によるアクセスや盗聴」「データの改ざん」これらが困難になるということです。
- システムの監視
OpenAIは、ChatGPTの「異常な文章生成など」を検出するためのツールを使用しています。
これによってChatGPTにより収集・処理されたデータは、厳密に監視・管理されています。
- 定期的なセキュリティの更新と評価
ChatGPTは、定期的にシステムのアップデートやパッチの適用をし、常に最新のセキュリティを保っています。
また定期的にセキュリティの評価を実施していて、問題がないかをチェックしています。
OpenAIはChatGPTにこのようなセキュリティを講じていますが、
いちばんのセキュリティ対策は、やはり個人情報を入力しないことでしょう。
ChatGPTを安全に利用する方法
自分が入力した内容を、トレーニングデータとして学習されたり、利用されたくない場合の対策は2つあります。
1つ目が、設定のデータ制御から、学習機能をオフにする方法です。
まず設定から「プラス設定&ベータ」を選択。
次に「データ制御」から、「チャット履歴とトレーニング」をオフにすれば完了です。
デメリットは、チャットの履歴が残らないので、あとから見返すことができない点です。
2つ目に、専用フォーム「Opt Out Request」で学習データを使用しないでくださいと申請することができます。
これによって情報漏洩・プライバシー侵害の対策が可能です!
まずはオプトアウト申請フォームに飛んでください。
入力項目は2つです。
- ChatGPTで登録しているメールアドレス
- Organization ID
「Organization ID」は申請フォームのリンクにログインすることで、確認できます。
2つの項目を入力し「送信」すれば申請完了です!
ChatGPTは便利なサービスですが、使い方を間違えると思わぬトラブルを原因になります。
情報漏洩を防ぐために、オプトアウト申請を行うか、個人情報や機密情報をChatGPTに入力しないように気をつけましょう!
ChatGPTの情報の正確さは?
ChatGPTの情報の正確さは?
- 事実確認(ファクトチェック)の必要性
- ChatGPTがウソをつく?
事実確認(ファクトチェック)の必要性
ChatGPTは極めて高性能かつ汎用性の高いAIツールですが、
なかには「ChatGPTの回答は正確なのか?」と疑問に思う人もいると思います。
結論、ChatGPTの回答の正確性は保証されいません。
ChatGPTは必ずしも正確なわけではないんです…
ChatGPTを使用するうえで、注意しなければいけない点は、
厄介なことに間違った情報をあたかも正しい情報のように回答してくる時があります。
一見知りたい情報を、違和感のない文章で回答をしてくるのですが、
全くの誤情報という場合が、ごく稀にあります。
ChatGPTがウソをつく?
例えば、特定の店名について尋ねた際にデタラメな住所が返ってくることがあります。
ネット上では、ChatGPTに関して「嘘つき」「デタラメばかり」といった声も見られますね(笑)
エンタメ系の質問や、専門性の高いジャンルでは、特に不正確な情報が返ってくることが多いようです!
これらの「ウソ」の多くがGPT-3.5でよく見られます。
ではGPT-4はどうなのか?
GPT-4は非常に優秀で、ChatGPTの学習データ上でエビデンスのとれない”不確定”な情報に関しては、「答えられない」または、確度を上げるために「追加の情報を下さい」と回答してくれます!
これによって「ウソ」をつかれる確率は、かなり下がると思います!
一方でChatGPTは、科学や文学、一般的なビジネス知識、プログラミングや英語学習に関しては高い精度で返答することが知られています。
ChatGPTの文章は権利侵害に該当する可能性がある
ChatGPTの文章は権利侵害に該当する可能性がある
- 法律に触れる文章の生成
- ChatGPTで生成されたコンテンツの著作権に注意
法律に触れる文章の生成
ChatGPTは、法律に違反するような回答の生成に対して、フィルタリングがされています。
ですが過去には、ユーザーがChatGPTに対して「特定の条件やキャラクター設定」を与えることで、差別的な回答や銃の違法製造、犯罪の手口などの回答を生成した事例があります。
ChatGPTが生成したからといって、絶対に法律に違反しないとは限りません。
ここに注意
必ずChatGPTが生成した文章を表に出す際は、最新の注意を払うようにしましょう!
ChatGPTで生成されたコンテンツの著作権に注意
ChatGPTによって生成された回答に関しては、OpenAIの規約を遵守することを条件として、すべての権利、および利益を利用者に譲渡します。
このようにOpenAIの利用規約に記されてます!
つまりChatGPTで生成された出力に関して、利用者が「販売や出版」などの商業目的での使用を含め、さまざまな目的で使用することができるということです!
ここに注意
ただし、これは法律や規約に違反していない限りにおいてなので注意しましょう。
ChatGPTが生成した文章が第三者の著作物を引用、要約した情報である可能性もゼロではありません。
これはユーザーがChatGPTを基に作成したコンテンツが、偶然著作権を侵害している可能性があるということ。
現状のChatGPTには、生成された文章が著作権に引っかからないかを調べる機能が搭載されていないため、
ChatGPTで生成された文章をそのまま使用するのはリスクが伴います。
生成された文章はあくまで参考程度に、オリジナルにリライトしたり、
自分の経験談などを加え、しっかり自己コンテンツにすることが無難と言えますね!